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古い家(瓦屋根、土壁の家)の耐震改修について

更新日:6月7日




木造住宅には、伝統構法(筋かいや金物を用いず、基礎は石場建ち、壁要素は主に土壁であり、柱と梁は「貫」または「ほぞ」にて接合されている伝統的な木造軸組構法)と

在来工法(現在の一般的な木造住宅は、筋かいや金物を使った在来木造軸組工法)があります。


古い家(瓦屋根、土壁の家)の耐震について


木造住宅の耐震性能では、 1981 年 6 月以前の建物は「新耐震基準」を満たしていないと一律に判断されますが、「伝統構法」と「在来工法」の構法の違いも建物ごとに判断されるべきです。


伝統構法は、弱いわけではなく変形能力など粘りがあるので、在来工法とは違った特性がありますので、一律に弱いわけではありません。ただし、在来工法の基準で、診断するとすごく弱い(やらかい)建物、つまり「倒壊」と判断されます。 


伝統構法は、建築基準法ができる前の構法ですので、扱える建築士や工務店、リフォーム業者は非常に少ないです。

お施主さんからは伝統構法の住宅について、相談先が分からなかったと言われることが多いです。

気になる方は、相談していただければと思います。


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