大歳家は国登録有形文化財
大歳家は「国登録有形文化財」であり大庄屋建物群です。

姫路から明石の沿岸部にほゞ完全に残る大庄屋建築の唯一のもので、貴重な建物群です。
敷地は約585 坪で、主屋、長屋門、蔵、茶室など登録されている建築面積の合計は約290 坪に及びます。
主屋には「上段の間」があり、襖絵や欄間の意匠に大庄屋の風格を見ることができます。また主屋の一部には古式の造りが残っています。現在の主屋は棟札により天保十(1839)年頃の姿と考えられていますが、「上段の間」のある奥座敷は大庄屋の建築としてこの時期に増築された可能性があります。
今に残る建物以前の家相図も残っており、規模は余り変わっていないが、大正時代の建て増し建物もあります。

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大歳家住宅の改修

この改修工事は、大歳家住宅の改修プロジェクトの一環です。
改修プロジェクトの方針は、現状の建物を改修工事で健全な建物に出来るだけ近づける。
そして、他の人々も利用できる状態にすることで「利用による保全の活動」につなげていくことです。
特に、この改修プロジェクトは、大歳家主屋の歴史的価値を維持するために必要なものであり、近隣周辺への安全配慮を踏まえて行うことが重要であると考えています。
改修プロジェクトの体制は、「改修工事」「登録文化財の対応」「利用による保全の活動」について、専門チームを組んで対応します。今回の改修工事は、施工者と建築士のチームとなります。

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意匠設計:田村真一建築設計事務所

​施工:松岡建築事務所​